エンゼルスと契約合意した大谷翔平投手(23)が9日(日本時間10日)、本拠地アナハイムのエンゼルスタジアムで入団会見を行った。

 会見は、同球場の正面ゲート前に特設された屋外ステージで一般にも公開され、テレビカメラ約30台が並び、日米報道陣約200人のほか、約1000人の地元ファンが詰め掛けた。

 壇上には、大谷のほか、エ軍オーナーのアート・モレノ氏、ビリー・エプラーGM、マイク・ソーシア監督、デニス・カール社長、さらに代理人ネズ・バレロ氏らが同席した。

 黒っぽいスーツにエンゼルスのチームカラーである赤色のネクタイ姿で登場した大谷は、「Shohei Ohtani」と紹介されると、柔らかい笑みを浮かべた。

 会見の途中、真っ赤な背番号「17」のユニホームに袖を通し、記念写真に応じた。

 そして「ハイ、マイネームイズ、ショウヘイ・オオタニ」と英語であいさつ。さらに「支えてくれたみんなに感謝したい」と関係した多くの人々の名前を挙げた。

 最後に「今日は(主力選手の)マイク・トラウト選手の結婚式です。結婚、おめでとうございます」とチームメートの結婚を祝福していた。

 その後は報道陣からの質問に答えた。

 エンゼルスを選んだ理由については「感覚的なもの。縁みたいなものを感じた。いい球団だと思ってお世話になろうと決めた」と話した。

 背番号17については「本当は27番(マイク・トラウトの背番号)を付けたかったが埋まっていたので17番にしました」と話し会場を沸かせた。 

 ◆マイク・トラウト 09年ドラフト1巡目(全体25位)でエンゼルスが指名。11年7月に19歳11カ月でメジャーデビューを飾った。翌12年にア・リーグ新人王に満票で選出。12年盗塁王、14年打点王で14、16年にMVP。6年連続球宴。世界NO・1との呼び声も高いスラッガー。