【アナハイム(米カリフォルニア州)9日(日本時間10日)=四竈衛、斎藤庸裕通信員】エンゼルスに移籍する大谷翔平投手(23)が、本拠地エンゼルスタジアムで入団会見に臨んだ。競技発祥国でも異例の二刀流挑戦を表明し、伝説の名選手ベーブ・ルースに「少しずつ近づいていきたい」と決意を新たにした。米国流スピーチにジョークも交えて約1000人のファンを沸かせた。

 大谷の会見で歓迎ムードがさらに高まった。エンゼルスの試合中継を行うラジオ局KLAAは「エ軍にとって今日は歴史的な日」と表現した。地元紙オレンジカウンティ・レジスター電子版は「大谷がエンゼルスタジアムに訪れ、実際にファンの前でユニホームに袖を通すと、夢がかなったと実感できた」と地元の興奮を伝えた。ロサンゼルス・タイムズ電子版は「スーパースターのようなルックス、笑い方、話し方だ」と会見を絶賛した。大谷グッズの売れ行きも好調でTシャツはすでに1000枚以上売れたと地元記者が伝えた。