日本ハムは15日、ポスティングシステムによって、大谷翔平投手(23)と米大リーグ・エンゼルスの選手契約が正式に成立したことを、MLBのコミッショナーから通知されたと発表した。譲渡金は上限の2000万ドル(約23億円)とみられ、近日中に最初の入金が行われる。日本ハムの球団幹部は「1回目の入金を確認してから(5日以内に)保有権を手放すということになります。(遅くても)24日までには(手続きが)終わる」と語った。25日には、札幌ドームで公開記者会見が行われる見込み。同じくポスティングで移籍したダルビッシュの会見には1万811人のファンが駆けつけたが、それ以上の来場者を予想している。

 大谷はこの日も千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。右足首手術後初めてノックを受けるなど、徐々に動きが実戦に近づいてきた。球団トレーナーは「年内はスパイクを履いての切り返しの動作や、平地で短い距離での強いキャッチボールを行うところまでいく」とリハビリの見通しを語った。