米国野球殿堂は米東部時間24日午後6時(日本時間25日午前8時)に今年の殿堂入りメンバーを発表する。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が野茂英雄氏に続いて日本勢2人目の候補者となったが、大リーグ通算175本塁打で他候補ほど実績がなく、選出は厳しいとみられる。

 資格取得1年目で選出が有力なのはブレーブスで打率3割3厘、468本塁打の通算成績を残したチッパー・ジョーンズ氏、インディアンスなどで歴代8位の通算612本塁打を放ったジム・トーミ氏。昨年惜しくも逃した2人、パドレスなどで歴代2位の通算601セーブを挙げたトレバー・ホフマン氏、エンゼルスなどで通算449本塁打のウラジーミル・ゲレロ氏も有力視される。

 ジャイアンツなどで歴代1位の通算762本塁打のバリー・ボンズ氏とレッドソックスなどで通算354勝のロジャー・クレメンス氏は薬物使用で物議を醸しただけに、結果が注目される。

 殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上所属の記者の投票で決まり、75%以上の得票が必要となる。5%未満なら翌年の候補に残らない。