エンゼルス大谷翔平投手(23)に「登板前日は打者禁止」のルールが設けられた。16日午後1時10分(日本時間17日午前5時10分)開始のロッキーズ戦(テンピ)の登板に向けて、キャッチボールなどで最終調整した大谷について、ソーシア監督は「投げる前日には打撃はしない」と、二刀流を進める上での方針を明かした。日本ハム時代も、先発登板の前日に打者で出場したのは16年9月27日西武戦だけ。それも優勝マジック1で迎えた一戦での代打出場だった。メジャーでも登板前日は大事な調整期間という位置づけとなる。

 渡米後は練習試合の登板が続き、メジャーのオープン戦登板はデビュー戦だった2月24日(同25日)以来。大谷は「特に相手が誰っていうのは関係なく、自分の形で投げられるようにしたいなと思います」。打者でもオープン戦の打率1割と苦しんでおり、雑音をシャットアウトするために結果がほしいところだ。(米アリソナ州テンピ=本間翼)