エンゼルス大谷翔平投手(23)が投手でメジャーデビュー。6回を投げ3安打3失点、1四球、6三振で初登板初勝利を挙げた。

 1回、先頭のセミエンに対し初球は155キロ、ど真ん中のストレート。4球目141キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。

 2番ローリーは158キロ直球で捕邪飛。3番オルソンへの初球は160キロをマーク。143キロのスプリットで空振り三振に仕留め3者凡退。完璧な立ち上がりを見せた。

 しかし2回、1死から連打されると7番チャプマンにスライダーを打たれ左中間へ3ランを被弾。2-3と逆転された。

 3回は3者凡退。4回は四球を出したが無失点。5回表に味方が2点を挙げ4-3と再逆転した。5回は3者凡退。6回も3者凡退に抑えベンチに戻るとチームメートからハグされるなど祝福された。

 エンゼルスは7回に3点を奪い7-4で勝った。

 大リーグ公式サイトは開幕戦に投手以外でスタメン出場(DHで5打数1安打)し、その10日以内に投手として先発するのは、1919年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来となる」と紹介。大谷の「二刀流伝説」が本場米国で始まった。