オリックスのマレーロのいとこでダイヤモンドバックスの内野手デブン・マレーロ(27)が14日、ドジャース戦で本塁打を取り消される珍プレーに見舞われた。3-1の4回1死一、二塁で左中間に大きな打球を放ち、前の走者アビラが打球の行方を見ながら一塁付近で止まっている間、うっかり一塁を通過。リプレー検証で、アビラを追い越したと判定され、本塁打が記録上、2点単打に変えられた。

 マレーロといえば、いとこの方も昨季のオリックスデビュー戦で本塁を踏み忘れ初本塁打を取り消された。どちらも同僚として目撃していた平野は「(追い越しは)ホームランでは見たことがないですね。ヒットとかではありますけど、踏み忘れとか…」と、反応に困った様子。追い越されたアビラは「僕が悪かった。本塁打を返してやりたい」と恐縮した。

 2歳違いの両マレーロは15、16年にレッドソックス傘下3Aポータケットで一緒にプレーした間柄。この日の本塁打が取り消されなければ移籍1号になっていたが、意外な形で仲良しのいとこにお付き合いをしてしまった。