マリナーズのイチロー外野手(44)が、「9番左翼」で3試合ぶりにスタメンで出場する。

 アスレチックスの先発は左腕ブレット・アンダーソン。過去の対戦成績が、33打数12安打、打率3割6分4厘と相性の良さもあり、スタメンに名前を連ねた。

 また、イチローが現在行われている本拠地6連戦終了後に現役を引退する可能性があるとの一説が、一部の米ネット上で流れたことについて、発端となった地元テレビ局でリポーターを務めるブラッド・アダム氏(45)が、試合前「そんなことは言っていない」と完全に否定した。

 同氏は1日のラジオ番組に出演。個人的な印象として「イチローはマリナーズで現役を終えたいと思っているように感じる」とコメントしたものの、今回の連戦後など「時期などについてはまったく話していない」と説明した。ところが、ラジオの聴取者らが誤解したまま、ツイッターなどで情報を流し、ネット上に「連戦後、引退か」の記載が拡散したものとみられる。

 ベテランのアダム氏は、イチローと親交が深く、今回の騒動に困惑する一方で、誤解を招いたことについて「申し訳ない」とコメント。同氏から直接、経過説明を受けたイチローは、気にするそぶりもなく、笑い飛ばしていた。