エンゼルス大谷翔平投手(23)が、初めて「2番DH」でスタメン出場し、4打数1安打だった。

 アストロズの先発は、現在、ア・リーグ奪三振王の快速右腕ゲリット・コール投手(27)。

 1回裏無死一塁で迎えた第1打席は、カウント2-2から空振り三振。

 3回裏2死走者なしで迎えた第2打席は、三邪飛。

 5回裏2死一塁で迎えた第3打席には、ライナーで右前打を放った。

 8回裏1死走者なしで迎えた第4打席は、二ゴロに倒れた。

 初の2番について、試合後は「あまりなじみのない打順なので、どうかな、うまくできるかな、という感じはありましたけど、意外にすんなり入れたと思います」と、淡々と振り返った。

 また、大谷の第2打席ではファウルチップが球審を直撃し、退場するアクシデントが起こった。

 カウント1ボール2ストライクからの6球目、内角高めの99・4マイル(約160キロ)を、大谷がフルスイング。打球は後方に飛び、カルブレス球審の肩付近を直撃した。同球審がよろめくほどの衝撃で、そのまま控室へ向かった。

 大谷は心配そうに見詰めていたが、球審はほどなくして交代となった。その間、試合は約10分間中断。2塁のバックナー塁審が球審を代行し、審判3人で再開された。

 試合は、エンゼルスが手痛い逆転負けを喫した。