エンゼルス大谷翔平投手(24)は、5日(日本時間6日)のマリナーズ戦で先発メンバーから外れ、ベンチで出番を待つ。

 この日の相手先発は左腕のゴンザレスで、マイク・ソーシア監督(59)は「マルテが(故障者リストから)帰ってきた。彼を左投手に対して使いたい」と説明。打率2割9分5厘、3本塁打と左腕に相性が良い右打者のマルテを起用した。

 大谷の状態について同監督は「大丈夫だ」と話し、代打か代走での起用の可能性に関しては「代打で使いたいと思っているが、代走としても起用できる」と、試合展開次第で途中出場させる考えを示した。

 大谷はチームの全体練習前、打撃練習を行っていたマリナーズのイチロー球団会長付特別補佐(44)にあいさつに出向き、約1分間、談笑した。その後、フリー打撃では38スイングで10本の柵越えを放った。この日は24歳の誕生日。全体練習の合間にスタンドのファンから「ショーヘイ、ハッピーバースデー」と声をかけられ、日本人のファンからは「誕生日おめでとう。頑張ってー」と激励されていた。(シアトル=斎藤庸裕)