米国野球殿堂は23日、新たに殿堂入りが決まった元サイ・ヤング賞右腕ロイ・ハラデー氏について、殿堂に飾られるレリーフの帽子にロゴを入れないことを明らかにした。

ハラデー氏は16年間の現役生活のうち、最初の12年間をブルージェイズで、最後の4年間をフィリーズで過ごした。そして引退後の2017年11月に飛行機事故で死去している。

殿堂のスポークスマンはメールにて「この決定は遺族が殿堂とともに下したもの」と説明。ハラデー氏の妻ブランディさんも「ふたつのチームのどちらかを選ぶ方法なんてない。ブルージェイズは長い時間を過ごした場所で、私たちにチャンスをくれた原点。でもフィリーズは私たちが求めていた勝つためのチャンスと情熱を与えてくれた。だから私たちは彼をロゴなしで殿堂入りさせると決めた」と語った。

なお過去には複数のチームで活躍した名将トニー・ラルーサ氏や、名右腕グレグ・マダックス氏らがレリーフのロゴなしを選択している。