ヤンキース田中将大投手(30)が、6回を1安打無失点に抑える快投で第1戦の勝利投手となった。

破壊力抜群のアストロズ打線相手に6回を1安打無失点、1四球4奪三振。許した2人の走者も併殺で切り抜け、打者18人、残塁0と二塁を踏ませない、完璧な投球を披露。球数は、わずか68球だった。

試合は田中とアストロズの先発グリンキーが好投し、序盤から緊迫した投手戦となった。

両軍無得点で迎えた4回、ヤンキースは、この試合で3番に起用されたトーレスの適時二塁打で1点を先制。6回にはトーレス、スタントンのソロ本塁打で2点を追加。3-0とリードを広げた。

さらに、7回には2死満塁からトーレスの2点適時打で5-0。9回にはウルシェラのソロ本塁打などでダメを押した。

守っては3安打完封リレーでアストロズ打線を沈黙させた。

今季103勝のヤンキースと107勝を挙げたアストロズとの対戦は米国内で「ヘビー級タイトルマッチ」と呼ばれる注目カードの初戦を取った。第2戦は13日(同14日午前9時8分開始予定)、ヤンキースが左腕パクストン、アストロズが右腕バーランダーの両先発で行われる。