レイズ筒香嘉智外野手(28)が世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの余波を受け、一時帰国を検討していることが23日、分かった。

大リーグのオープン戦が中止となり、キャンプ地のフロリダ州ポートシャーロットの球場も閉鎖。当初は同州セントピーターズバーグにある本拠地トロピカーナフィールドが開放される予定がキャンセルとなり、今後も不透明な状況となっている。

現状はセントピーターズバーグ近郊の自宅で軽めのトレーニングを行いながらの待機が続いている。当初は米国内にとどまり開幕に備えて準備を進める方針だったが、練習場所の確保すら困難を極める。筒香本人は「どうなるか分からない状況は続きますが、自分ができる最大限の準備をするしかない」。子どものころからの夢を実現させようとしているメジャーリーガーも思わぬ形で足止めされている。