エンゼルス大谷翔平投手(26)が、腰の張りを訴えていたことが明らかになった。11日(日本時間12日)、マドン監督が明かした。「前回の試合に出た後、腰に少し張りがあるとのことだった」と説明。7日(同8日)の紅白戦に登板後、張りが出たという。

一昨年10月に受けた右肘のトミー・ジョン手術から今季、二刀流復活を目指す大谷は7日の紅白戦に先発し、3イニング相当で50球、全球種を投じた。7四球と制球が乱れたが、予定の球数を投げきった。

翌日は体の回復に専念し、有酸素運動などで調整。2日後も同様に、球場室内で軽めの調整を行った。3日後の10日になっても主力組が出場していた紅白戦には参加せず、グラウンドで短い距離のキャッチボールを行い、その後は室内での打撃練習で汗を流した。

マドン監督は「昨日、彼と話して、状態は良さそうだった。来週、また登板できると前向きに思っている」と軽症を強調した。

大谷はこの日、キャッチボール後にブルペン入りし、変化球を交えて37球を投げ込んだ。特別ルールの紅白戦にも打者で出場し、第1打席で左翼線への二塁打。4打席で4打数1安打だった。試合後、球団を通じて「腰は日ごとに良くなっていて、今日は症状もなかったので、(張りは)もう過ぎたと思います」とコメント。大事には至らず、投打で順調に調整を終えた。