ヤンキースが24日(日本時間25日)、パイレーツから先発右腕ジャメーイン・タイロン投手(29)を交換トレードで獲得した。球団が正式に発表したもので、パイレーツには若手4選手が移籍する。

タイロンは2010年ドラフト1巡目(全体2位)でパイレーツ入り。19年にトミー・ジョン手術を受け、昨季こそ登板機会がなかったものの、18年には自己最多の14勝(10敗)を挙げた。術後のリハビリは順調に進んでおり、今季は開幕から先発ローテーションの一角として期待されている。年俸が225万ドル(約2億3625万円)で、ヤンキースの総年俸がぜいたく税の対象となる限度額内に収まるため、積極的にトレードを画策したものとみられている。

ヤンキースは今オフ、サイ・ヤング賞2回のクルバーを獲得しており、タイロンの移籍で、FA(フリーエージェント)となっている田中将大投手(32)との残留交渉が進展する可能性は極めて低くなった。