オリオールズ、レッドソックス、ロイヤルズで長年マイナーチームを指揮してきたロン・ジョンソン氏が26日に亡くなったことが分かった。64歳だった。レッドソックスが公式サイトで伝えている。

1982年から84年にかけてロイヤルズとエクスポズ(現ナショナルズ)に所属し、一塁手としてメジャーを戦ったジョンソン氏は、85年にコーチ業に転身。計25年でロイヤルズなど3球団のマイナーチームを率いて、通算1752勝(1773敗)を記録した。2010年から11年まではレッドソックスのメジャーチームで一塁コーチも務めた。

オリオールズは「訃報に接し、非常に深いショックを受けている。3Aを率いた7年間で、ロンは数えきれないほどの選手たちをメジャーへ送り出してくれた。そのリーダーシップと野球への情熱は誰もが知っていた」と別れを惜しんだ。

レッドソックスのブライアン・オハロランGMも声明を発表し「彼の尽力でレッドソックスの数多くの選手がメジャー入りし、成功を収めてきた。2度の世界制覇に大変な貢献をしてくれた。心優しくユーモアのある人柄、野球への情熱が際立っていた」と功績をたたえた。