ツインズ前田健太投手(32)が、メジャーで自身初の開幕投手を務めることが決まった。ロッコ・バルデリ監督は、簡単な決断ではなかったとしつつも、前田を選ばない理由がないと語っている。ツインズの地元紙ミネアポリス・スタートリビューンが報じた。

バルデリ監督は現地時間14日のオープン戦後、前田を開幕投手に指名したことを明かした。日本では広島でプロ4年目の10年に初めて開幕投手を務めるなど、5度の経験があるが、メジャーでは6年目で初。日本人投手としては6人目となる。

前田はツインズ1年目の昨季は11試合に先発し、6勝1敗、防御率2・70。今季の春季キャンプでは3試合で9回を投げ、1安打無失点、12奪三振をマークしている。バルデリ監督は「良い投手がたくさん揃うなかで簡単な決断ではなかった」とした上で、「しかし、ことしのケンタは、昨年の成績といい、行動や対応の仕方といい、開幕戦で先発できる状態にある。現時点で彼を選出しない理由がない」と話した。

◆日本人開幕投手 過去に5人が計10度務め、前田は6人目になる。前田の開幕投手は広島時代に5度あり、1勝2敗だった。