今季の開幕投手を務めるパドレスのダルビッシュ有投手(34)が3月31日(日本時間4月1日)、近日中にも新型コロナウイルスのワクチンを接種する意向を明かした。開幕前日のオンライン会見で「明日の試合後に打つ予定です」と話したもので、1日(同2日)の開幕戦(ダイヤモンドバックス戦)の登板を終えた後、1回目の接種に臨む見込みだ。

メジャーでは、MLB機構、選手会が専門家の指導を受けたうえで、選手や関係者の意思確認後、ワクチン接種を積極的に推進。現時点では、定期的なPCR検査、外出規制などのガイドラインで感染対策を徹底する一方、今後、ワクチン摂取率が全体の85%を超えた場合、規制を徐々に緩和する方針を固めている。「本当はこっち(サンディエゴ)に移動して来てすぐに打つ予定だったんですけど、ブルペン(投球練習)がその翌日にあったので。具合が悪くなってる人も“ちょいちょい”いるんですけど、僕ができるタイミングといったら次の登板後しかないと思いました」。

接種後の反応は個人差があるため、今後は登板間の調整に影響する可能性があるものの、ダルビッシュは「影響があっても、何とかするしかないという感じです」と淡々と話した。162試合の長丁場を安全に乗り切るためにも、今後は各チームでワクチン接種が進むことになりそうだ。