エンゼルス大谷翔平投手(26)が今季2度目の先発に臨んだが、約3年ぶりの勝利はならなかった。4回を1安打無失点、7奪三振の7四死球。毎回三振を奪いながら毎回の四球で走者を背負ったが、苦しみながらも無失点で切り抜けた。乱れた制球については「0点ですね」と自虐的に笑顔で振り返った。

マメの予防もあり、直球は最速97・7マイル(約157キロ)で抑えめだった。投球内容については「指のかかり的にもいまいち良くなかった。いい球も悪い球もあったので、次につなげていけたらと思います」と話した。

開幕前に右手中指のマメがむけ、4日ホワイトソックス戦で再発。打者出場を続けながら、回復に努めていた。中15日を空けて先発したが、この日は球数75球がメドとされていた。四死球で球数がかさみ、4回80球で交代。それでも、12アウトのうち、7つを三振で奪った。「全体的にストレスがたまってしまうようなリズムだったので、次回、しっかり改善できるようにしたい」と前を見据えた。