【朝乃山を追う:26年九州場所〈2〉】青空バーベキュー「誰が焼いてると思ってるねん」

買い出しの次は、朝乃山(32=高砂)が腕を振るう炭火焼きです。

「誰が焼いてると思ってるねん」。

弟弟子の「うまい」に、返す言葉も絶好調。

豪快な味付けに、食後の思わぬ聞き違いまで、焼き台の周りでは笑いが続きました。

九州場所の宿舎ならではのバーベキューをお届けします。

大相撲

調理する朝乃山

調理する朝乃山

買い物を終え焼き手に

買い物が終わったら、今度は焼き手になってくれた。

赤いビールケースに腰を下ろした朝乃山。右手にトング、左手にはサケのパックを持っている。

切り身を1枚つまみ上げ、腕を伸ばして網へ。既にずらりと並ぶ豚バラ串の横に、サケが加わった。

3年目のバーベキューも、朝乃山自身が焼いてくれる。

10月28日、福岡市の高砂部屋宿舎。

朝稽古を終え、スーパーへ買い出しに出掛けて戻ってきた。

空は青く、日差しがまぶしい。網の上から白い煙が立ち上る。

その向こうで、朝乃山が焼き台をのぞき込んでいる。肩には紫のタオル。浴衣の裾から出した両脚を広げ、どっしりと座った。

普段もバーベキューをするのかと尋ねると、「ここでしかやらない」。このセットは九州場所の宿舎に置いてあり、日常的にやっているわけではないという。

昨年の本紙連載では「お寺さんが、新しい炭火焼き台を用意しておいてくれて」と喜んでいた。

それまでは七輪だったが、一度にたくさん焼けるようになった。

今年も網の上には、肉と魚が所狭しと並んだ。

豪快にお肉が並ぶ

豪快にお肉が並ぶ

「ちゃんこ場に塩こしょうある?」

食材だけでなく、味付けも朝乃山にお任せだ。

左手で浴衣の右袖を押さえ、調味料の容器を持った右腕を網へ伸ばす。

こしょうを振る、その量がなかなか豪快。

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スポーツ

山田遼太郎Ryotaro Yamada

Tokyo

東京都八王子市生まれ。2015年11月入社。紙面レイアウトを担当する「整理部」に配属され、約10年間、スポーツ紙の制作に携わる。このうち約5年半は1面を担当し、東京五輪の閉会式や長嶋茂雄さんの「永久に不滅です」を伝える1面など、数々の紙面を制作。櫻坂46のファンで、本紙名物の「パノラマ紙面」の制作にも全力を注いできた。26年4月からスポーツ部に異動し、37歳で記者として新たなスタートを切る。現在は大相撲を担当。紙面制作で培った経験を武器に、新たな土俵で挑戦中。