25日のホワイトソックス−カージナルス戦でジョー・ウェスト氏(68)が球審を担当し、さばいた試合数がメジャー史上最多の通算5376に到達した。

1905年から41年まで審判員を務めたビル・クレム氏と並び、ここまで5375試合を担当してきたウェスト氏。球審としてのデビューは1976年、ナックルボールの名手として知られた故フィル・ニークロ氏がマウンドに立った試合だった。

率直な発言と歌好きなことで知られるウェスト氏は「カウボーイ・ジョー」、「カントリー・ジョー」との愛称でも親しまれ、メジャーで最も知名度の高い審判員。2017年のオールスターゲームでは、ネルソン・クルーズ選手が打席に入る前に携帯電話を取り出し、ウェスト氏との2ショット撮影をヤディエル・モリーナ捕手に頼むシーンがあった。理由を尋ねられたクルーズは「だって、彼はレジェンドだからね」とコメントしていた。(AP)