レイズのエース右腕タイラー・グラスノー(27)が15日、右肘尺側側副靱帯(じんたい)の部分断裂および屈筋の損傷と診断され、長期離脱が確実となった。負傷の原因は、粘着物質の取り締まりだと、MLBを批判している。

今季はここまで14試合に登板し、5勝2敗、防御率2・66。14日のホワイトソックス戦登板中に肘の痛みを訴え、降板した。

深刻な診断を受けたグラスノーは、会見で怒りをぶちまけた。これまで滑り止めとして日焼け止めクリームを使用してきたことを明かし、この数試合は使わずに投げ、負傷。「規制するならオフシーズンからやってくれ。対応する十分な時間が与えられるべきだ。80イニング投げた段階で、これまで使っていたものはもう使えないといわれ、やってきたことを何もかも、変えなければならなくなった。僕がケガしたのは粘着物質規制のせい。それ以外は考えられない」と強い口調で言い放った。滑り止め使用をやめたことにより、速球とカーブの握りを変え、以前より強く握らなければならなくなったという。その変更が負担につながったと、自己分析している。粘着物の取り締まりは21日から始まることが決定したが、投手に与える影響は大きくなりそうだ。