エンゼルス大谷翔平投手(27)が、7回5安打無四球の2失点の好投で、今季4勝目をマークした。これで日米通算50勝にも到達。「2番投手」。今季10度目となる投打のリアル二刀流で出場し、区切りの勝利となった。

初回、先頭打者への二塁打をきっかけに1点を失ったが、その裏、自らのバットで同点に。相手に傾きかけた流れを引き戻すとともに、スタッシの勝ち越し2ランも呼び込んだ。2回以降は尻上がりに調子を上げた。4回には無死二塁のピンチで迎えた相手主砲J・Dマルティネスを外低めへの156・9キロの直球で空振り三振。6回に犠飛で2点目を奪われたが、味方の“ホームランキャッチ”にも助けられ、7回を89球。勝利投手の権利を持って、リリーフ陣にマウンドを託した。

この日は捕手スタッシとのバッテリー。奪った三振は4だったが、カーブなどの変化球を巧みに使い、強力レッドソックス打線に的を絞らせなかった。打者としては4打数1安打1打点。チャンスで大谷が打席に入ると、エンゼルスタジアムのファンからは「MVPコール」が巻き起こるフィーバーぶりだった。