10勝目はならなかったエンゼルス大谷翔平投手(27)だが、奪三振数が今季150を超えた。投打でメジャー135年ぶりの大記録、史上5人目となるダブル「150」を達成した。

打者として307塁打を記録しており、「150K-150塁打」をマーク。19世紀に実在した投打二刀流の先駆者たちと肩を並べた。

過去4人はいずれも1880年代の選手ばかり。現行のルールが定まる以前に記録されたもので、近代メジャーと呼ばれる20世紀以降では大谷が史上初の達成者となった。以下は過去の達成者4人。

◆ボブ・ウィットニー(ボストン・ビーンイーターズ=現ブレーブス) 1883年に345奪三振、177塁打。

◆ディック・バーンズ(シンシナティ・アウトローレッズ) 1884年に167奪三振、160塁打。

◆ボブ・カラザーズ&デーブ・ファウツ ともにセントルイス・ブラウンズ(現カージナルス)に所属した1886年に記録。カラザーズが166奪三振、167塁打。ファウツが283奪三振、161塁打。

また、大谷は打者としても183三振しており、投打での「150K」到達もメジャー史上初となった。

※塁打は単打1本を「1」、二塁打1本を「2」、三塁打1本を「3」、本塁打1本を「4」で計算した合計数。塁打を打数で割ると長打率になる。