フロリダ州マイアミを本拠地とするマーリンズでCEO(最高経営責任者)を務めていたデレク・ジーター氏(47)が28日(日本時間3月1日)、同職を辞任することを明らかにした。

自身が設立したスポーツ・メディア「THE PLYERS TRIBUNE(ザ・プレーヤーズ・トリビューン)」でコメントを発表。「5年前から我々は改革へのビジョンを持ってやってきて、実現のために、CEOとしてそこに自分の身を置くことを誇りにしてきた。その上で、今後のビジョンは私が進めてきたものとは違ったものとなり、退任するには、新たなシーズンが始まるこの時が適切だ」などとつづった。

また、ファンやマイアミの地域コミュニティーに感謝を述べ、「今、組織は5年前よりも成長している。このチームの一員になれたことに感謝したい」と語った。

ジーター氏はヤンキースの遊撃手として長年活躍。常勝軍団を率い、5度のワールドシリーズ制覇に貢献した。14年シーズン後に引退し、17年からマーリンズのCEOに就任。20年には野球殿堂入りし、同年にマーリンズは17年ぶりのプレーオフ進出を果たした。