ロッテ佐々木朗希投手(20)の19奪三振を含む完全試合が米国に伝わってから2日がたつが、まだ興奮冷めやらず複数の大手メディアが佐々木特集を組んでいる。「MLBにいつ来るのか?」と注目し、11日付で分析記事を掲載した。

ニューヨーク・タイムズ電子版は「FAまで9年。ポスティングシステムで移籍しても、25歳になるかプロ経験6年を過ぎなければ国際FAのボーナスプール(契約金枠)の対象になる。佐々木は待たなければならないだろう」と分析。大型契約を結べない25歳未満では移籍しないだろうとの見解を示した。また、1952年にマイナーD級(現ルーキーリーグ相当)で、27奪三振でノーヒットノーラン(2四死球1失策)を達成した右腕ロン・ネッチアイ投手(パイレーツ傘下ブリストル・ツインズ)を紹介した。

スポーティングニューズ電子版は「MLBファンは佐々木が自分たちのチームでプレーしてほしいだろうが、その日はすぐにやって来ないだろう」とした。ポスティングシステムを説明した上で「早くても27年までは移籍はなさそう。MLBファンのみなさん、ごめんなさい」と締めた。

ボーナスプールは球団によって異なる。金額枠のトレード可能で、21~22年はダイヤモンドバックスなどの626万2600ドル(約7億5200万円)が最高額だった。