メジャーの世界でも、ロッテ佐々木朗希投手(20)の話題が盛り上がりを見せている。

ナ・リーグの球団に所属し、日本選手もチェックするスカウトの1人は「将来有望なプロスペクトとしては、世界トップレベル」とコメント。10日のオリックス戦で完全試合と日本記録の13者連続奪三振を達成した同投手の投球について「直球は将来的にメジャーでも最高ランクになるとみている」と明かした。

同スカウトによれば、メジャーでは各選手の球種の質を数値化し、その投手の価値を判断しているという。直球の最高ランクは18年と19年に2年連続でサイ・ヤング賞を獲得したメッツのジェイコブ・デグロム投手(33)、19年に当時アストロズで326奪三振、史上初の9戦連続2ケタ奪三振を記録したゲリット・コール投手(31=ヤンキース)ら。個人タイトルは獲得していないが、昨年9勝2敗、防御率3・18の好成績を挙げたエンゼルス大谷も最高ランクだ。

順調にいけば、佐々木朗はメジャー屈指の投手と同等レベルに到達するとみられている。落差のあるフォークも注目されるが、同スカウトは「フォーシームがあるからこそ、フォークが生きる。大谷と同じようにね」という。いずれにしても、金の卵にメジャーの球団も目を光らせている。