【アナハイム(カリフォルニア州)25日(日本時間26日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(27)をトップバッターから2番打者に変更したマドン監督の狙いが、思わぬ形で的中した。ガーディアンズ戦で上位打順を組み替え。開幕から16試合連続「1番DH」で起用した大谷に代わり、テーラー・ウォード外野手(28)を「1番右翼」に抜てき。これまでは大谷とトラウトで1、2番を固定していたが、左右の主砲の打順を1つずつ下げ、打線のテコ入れを行った。
元々の意図は出塁率5割を越えるウォードから、長打のある大谷、トラウトで得点力を高めることだった。するとウォードは、キャリア初の1試合2発となる2打席連続アーチで大暴れ。出塁どころか、自ら全打点を挙げてチームの2連勝に貢献した。前日は押し出し四球を選んで決勝点を挙げたが、「本塁打の方が断然いいね」と喜んだ。
15年のドラフト1巡目で捕手として入団し、今季は外野手としてレギュラーに定着。どんな凡打でも常に全力疾走する姿は、同じメジャー5年目の大谷とも重なる。クラブハウスのロッカーには、左袖に「野球部」と漢字で書かれたTシャツがあり、自身のマネジメントを担う代理人事務所ワッサーマンから受け取ったものだと笑顔で明かした。
「新1、2番コンビ」で臨んだこの日は、前日のオールドスタイルから通常に戻した2番大谷が4打数無安打に終わった一方で、1番が大活躍。マドン監督は試合後「出塁を望んでいたんだけどね」と苦笑いしながら「素晴らしい仕事をしてくれた」とうなずいた。



