ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(30)が24日(日本時間25日)、今季の年俸調停を回避し、年俸1900万ドル(約24億7000万円)で合意したことが明らかになった。このほか、インセンティブとしてア・リーグMVP、ワールドシリーズMVPを獲得した場合、それぞれ25万ドル(約3250万円)が支払われる。

今オフ、FA(フリーエージェント)となるジャッジは、開幕前、ヤンキースから提示された7年総額2億1350万ドル(約277億5500万円)の契約延長を拒否。昨オフのロックアウトの影響で、シーズン中まで先延ばしとなった年俸調停に持ち込まれる可能性が残されていた。

これまではヤンキース側が提示した年俸1700万ドル(約22億1000万円)に対し、ジャッジ側は2100万ドル(約27億3000万円)を主張。今回、その中間額で合意した。

ジャッジは今季(6月23日現在)、68試合に出場し、メジャー最多の27本塁打、打率3割4厘、53打点とMVP級の成績を残し、地区首位を快走するチームの原動力となっている。

今オフ、FAとなるジャッジの今後の動向や契約内容は、来オフ、FAとなるエンゼルス大谷翔平投手(27)の契約延長などに影響する可能性があるだけに、注目を集めそうだ。