エンゼルス大谷翔平投手(27)が節目の試合に「3番DH」で出場する。2018年3月29日アスレチックス戦のメジャー初出場から、米通算500試合目のメモリアル出場となる。大谷はここまで、打席に立った試合が484、登板のみで打席に立たなかった試合が15あり、計499試合出場を積み重ねてきた。

節目の一戦の相手は、11・5ゲーム差で西地区を独走する首位アストロズ。貯金も21で独り占めする難敵のホームに乗り込んだ。

アストロズの先発は、右腕クリスチャン・ハビエル(25)。通算8打数2安打で、昨年9月21日には45号本塁打を放つなど対戦OPSは・958。ハビエルは今季ここまで10試合に先発して5勝3敗、防御率2・73と好調だが、大谷も相性は悪くない。

今シリーズでもう1つの注目が、オールスター戦(19日、ロサンゼルス・ドジャースタジアム)の先発出場を懸けて、ア・リーグDH部門で最終投票を争うヨルダン・アルバレス(25)とも直接対決になる。大谷の1次投票結果は、55万票での2位通過。1次投票の結果は持ち越されず、この3連戦でライバルを上回る活躍ができれば、米東部時間5日正午(同6日午前1時)から74時間で決着する投票の行方に大きな影響を与えそうだ。

今季のアルバレスは打率3割1分6厘、23本塁打、56打点と、大谷の2割6分5厘、17本塁打、49打点を上回る。OPSでは両リーグトップの1・070をマークするMVP候補の1人。だが、6月29日メッツ戦で遊撃手のペレスと守備で交錯。自力で立ち上がったものの、カートに乗って退場した。脳振とうの検査を行っており、同30日のヤンキース戦を欠場。この日も2試合連続のベンチスタートとなった。