トレードの行方が注目されるエンゼルス大谷翔平投手(28)について、期限となる米東部時間2日午後6時(日本時間3日午前7時)を前に、トレードが無くなったという報道が出た。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が第一報を伝え、多くの米メディアが追随して詳細を伝えた。

ヘイマン記者によると、エンゼルスは大谷のトレードオファーの受付を停止。ヤンキース、パドレス、ホワイトソックスなどが「シリアスなオファー」を出していたという。その他メッツ、カージナルス、ドジャース、マリナーズ、レンジャーズがトレード交渉相手として伝えられていた。

大谷残留のニュースに、米メディアやファンからは失望の声が噴出した。元NFL選手でESPNなどでコメンテーターを務めるジェイミー・リバース氏はツイッターで「がっかりで意気消沈。カージナルスファン、ごめんなさい」と投稿。ニューヨーク・デーリーニューズ紙のケート・フェルドマン記者は「この手のトレード話はいつも、はかない幻想。でもオオタニはもっと良いチームでプレーするのがふさわしい」、アストロズの番記者を務めるマイケル・シュワッブ氏は「オオタニが気の毒だ」とコメントした。この他、ヤンキースのオファー内容に興味を示す投稿も多かった。