レイズが同じア・リーグ東地区のオリオールズに勝利し、ワイルドカード争いで1歩リードした。

8回表にはレイズ救援のピート・フェアバンクス投手と、打席に立っていたロビンソン・チリーノスの間でいざこざが発生した。

チリーノスが3アウト目となる三振を喫すると、フェアバンクスがマウンドを下りながら一声かけた。それにチリーノスが反応してフェアバンクスに向かって行くと、あっという間に両軍のベンチ総出のにらみ合いに発展した。

チリーノスへのカウント2-2の場面、フェアバンクスが投球動作に入ったところでタイムがかかり、そのタイミングが遅かったことに同投手が怒ったのが原因だという。その後、タイムをかけたのは球審だったことがはっきりした。

「ついかっとなってしまい、騒動の火種を作ってしまった。あれほどすぐにみんなが集まって来るとは思わなかった」と、フェアバンクスは釈明した。

相手の勘違いから、とばっちりを食った形のチリーノスは、「タイムが遅かったのが自分のせいだと思われた。試合に負けたので、もう関係ない。あの投手のこともどうでもいい」と語った。(AP)