エンゼルス大谷翔平投手(28)が奪三振率でア・リーグトップとなった。シーズン最終戦のアスレチックス戦に「3番DH兼投手」で出場し、5回1安打1失点の6奪三振。投手が9回を投げた場合に奪える三振数を表す奪三振率を11.87とし、2位のヤンキース・コール(11.53)を抑えて1位とした。メジャー全体でもジャイアンツ・ロドン(11.98)に次ぐ2位。日本選手歴代トップは、13年にレンジャーズ時代のダルビッシュがマークした11.89となっている。

この日の大谷は1点ビハインドで交代し、チームも敗れて9敗目を喫したが、今シーズンは166イニングを投げて15勝、防御率2・33をマーク。15勝はリーグ4位タイ、防御率2・33は同4位で、奪三振219はリーグ3位と、投手ランキングでも上位にランクインした。

昨年は規定投球回(162)に届かなかったが、今季は最終戦で到達。既にクリアしている規定打席(502)とともに、近代メジャー史上初の同一シーズンでの投打「ダブル規定到達」となった。