メッツが守護神エドウィン・ディアス投手(28)と、救援投手としては史上最高の5年1億200万ドル(約153億円)で来季からの契約延長に合意した。米大リーグ公式サイトなどが6日(日本時間7日)、報じた。救援投手の過去最高はアロルディス・チャプマンがヤンキースと結んだ5年8600万ドル(約129億円)だった。

ディアスは25年シーズン後にオプトアウト(契約破棄)の権利を持ち、28年は年俸2000万ドル(約30億円)で球団側がオプションを持つ。完全ノートレード条項も含まれる。

ディアスは今季、61試合に登板し、3勝1敗32セーブ、防御率1.31と活躍。62回で118奪三振と、30イニング以上を投げた投手では2リーグ制後2位となる奪三振率17.13を残した。

本拠地での登板時にはティミートランペットによる入場曲「Narco」がかかり、大盛り上がりとなる。

ディアスは16年にマリナーズでメジャーデビュー。19年からメッツに移籍し、通算成績は登板404試合で16勝29敗205セーブ、防御率2.93。21年から2年連続で32セーブを挙げている。

メッツは今季、大幅補強でシーズンに臨んだ。101勝61敗と好成績を残したが、ナ・リーグ東部地区では2位となり、ワイルドカードでプレーオフに進出。ワイルドカードシリーズでは、パドレスに1勝2敗で敗退していた。