大リーグ選手会は6日(日本時間7日)、ワールドシリーズ終了に伴い、フリーエージェント(FA)となった131選手を発表した。一方で、来季オプション契約が残る選手に関しては10日まで選択できるため、FA選手は今後も増えていく。移籍市場で注目される各ポジションの大物選手を紹介する。

■先発投手

右腕では、今季ア・リーグで最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得したジャスティン・バーランダー(39=アストロズ)が選手側に選択権のあるオプションを持っており、動向が注目されている。

左腕では、サイ・ヤング賞に3度輝いたクレイトン・カーショー(ドジャースFA)が昨年に続いてFAになった。

■救援投手

現役最多394セーブを挙げる右腕クレイグ・キンブレル(34=ドジャース)、左腕歴代4位の315セーブをマークするアロルディス・チャプマン(34=ヤンキース)が移籍市場に出る。

■捕手

最注目は、今季を含め3度オールスターに選出されたウィルソン・コントレラス(30=カブス)。2年連続で20本塁打をマークした強打の捕手だ。

■内野手

今季21本塁打、100打点のトレー・ターナー(29=ドジャース)、同25本塁打、96打点のダンスビー・スワンソン(28=ブレーブス)らが人気となりそうだ。昨季のア・リーグ首位打者でDeNAでもプレーしたユリエスキ・グリエル(38=アストロズ)も。

■外野手

今オフの主役は、アーロン・ジャッジ外野手(30=ヤンキース)で間違いない。ア・リーグ記録を更新するシーズン62本塁打。契約総額は夢の5億ドル(約750億円)突破も。

■指名打者

2020年MVPのホセ・アブレイユ(35=ホワイトソックス)、2018年打点王のJ・D・マルティネス(35=レッドソックス)がFA登録された。