暗号資産(仮想通貨)の大手交換所FTXの経営破綻で損害を受けた投資家らが、同社の宣伝に関わった有名人にも賠償責任があるとして、エンゼルス大谷翔平投手(28)らをフロリダ州南部の裁判所に提訴した。16日(日本時間17日)、複数の米メディアが報じた。

世界2位の暗号資産取引所だったFTXは、11日に米連邦破産法11条適用を申請し経営破綻。広告塔として多くのトップアスリートを起用しており、大谷の他にもNBAウォリアーズのステフィン・カリー、NFLバッカニアーズのトム・ブレイディ、女子テニスの大坂なおみなど、各競技のスター選手が契約していた。MLBの公式スポンサーでもあり、審判の制服には胸にFTXのロゴが入っている。

米メディアによると、賠償請求額は明らかになっていない。