今季ア・リーグ東地区最下位に終わり、課題が山積みとなっているレッドソックス。なかでも優先度の高い外野手の補強に関して、パイレーツからのトレードを志願しているブライアン・レイノルズ外野手(27)の獲得に動くべきと、地元メディアのNBCスポーツ・ボストンが3日に報じた。

パイレーツはレイノルズのトレード志願報道を受け、同選手を放出する意図はないと即座に否定。しかしNBCスポーツのジャスティン・レジャー記者は、それでもレイノルズ獲得を打診すべきだと主張した。

レッドソックスの正外野手はアレックス・バーデューゴ、キケ・ヘルナンデス以外定まっておらず、今季は専門外のクリスチャン・アローヨを右翼で起用するなど、選手層の薄さが露呈した。

外野の3ポジションをすべて守れてスイッチヒッターのレイノルズは1月に28歳になる働き盛りで、キャリア通算打率2割8分1厘、昨季は三塁打がリーグ最多タイの8本、二塁打35本をマークした。

レジャー記者は、パイレーツであと3シーズン契約が残っているスター選手を獲得するには相当の代償が必要だが、将来を嘱望されるプロスペクトを放出してでも積極的な補強に動くべきだとしている。