マーリンズは今オフ、トレードによる打線補強を目指しており、先発右腕サンディ・アルカンタラ(27)以外は全員がトレード要員だと、4日付のニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。

今季がメジャー6年目のアルカンタラは、32試合に先発登板し14勝9敗、防御率2・28で、満票でナ・リーグのサイ・ヤング賞を初受賞し、メジャー屈指の先発投手に成長した。球団は2026年まで長期契約を結んでおり、アルカンタラを軸としたチーム強化を目指す方針だ。

しかしマーリンズの先発ローテには他に、今季防御率3・32で成長株の左腕ヘスス・ルサルド(25)、今季防御率3・01の右腕エドワード・カブレラ(24)、今季10勝の右腕パブロ・ロペス(26)らがおり、先発投手の補強を目指す球団からトレードのオファーが集中する可能性が出ている。同紙によると、先発投手の市場は、ベテラン右腕ジェイコブ・デグロム(34)がレンジャーズと5年総額1億8500万ドル(約259億円)の大型契約を結んだことで値が急上昇しており、トレードを模索する球団が増えるだろうとしている。