オリックスからポスティング申請していた吉田正尚外野手(29)が8日、神奈川・相模原市内で練習を行い、米大リーグのレッドソックスと5年契約に合意した喜びを語った。

電光石火の早業で決まった。ポスティングが大リーグ30球団に公示されてから、わずか1日。フリー打撃などで約2時間ほど汗を流した吉田正は「分からないです。自分もびっくりしています」と驚きを隠せなかった。今後、身体検査を受けた後、正式契約を結ぶ予定だ。

ア・リーグ東地区の名門、レ軍に決まった。古くはベーブ・ルースも所属していた歴史ある球団。「伝統のある球団で。どっしりいきたいです。日本人選手もいっていますし、名門という感じです」。大家友和、野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田沢純一、上原浩治、沢村拓一とこれまで在籍した日本人は全員が投手。野手としては初めて、ボストンを本拠地とする。

年俸などの総額9000万ドル(約126億円)とみられ、昨オフに鈴木誠也外野手(28)がカブスと結んだ5年8500万ドルを抜き、日本人野手がメジャーに移籍する際に結んだ契約額としては最高額となる。「そういうのは変わっていく時代ですから。そこはあまり気にしない。そういう評価していただいたのはうれしいですし、もちろん期待にこたえたいです。チームが優勝、日本一になったように、ワールドシリーズ優勝がチームの目標だと思うので、その一員として戦えれば光栄です」と意気込んだ。

【吉田正尚、レッドソックスと5年総額126億円で契約合意と米メディア報道】はこちら>>