レッドソックスが7日、オリックスからポスティングシステムで吉田正尚外野手(29)を獲得したと、複数の米メディアが伝えた。米東部時間7日午前8時に全球団との契約交渉が解禁されてから1日もたたずの電光石火の合意だった。

契約は5年総額9000万ドル(約126億円)と大型で、昨オフに鈴木誠也外野手(28)がカブスと結んだ5年8500万ドルを抜き、日本人野手がメジャーに移籍する際に結んだ契約金としては最高額となる。オリックスには1540万ドル(約21億6000万円)の譲渡金が入る見込み。

レッドソックスでも、これが今のところ今オフ最大の大型契約となった。ボストンの地元メディア「マスライブ」によると、ブルーム編成最高責任者は契約合意が明らかになる直前に吉田について「彼のことは非常に気に入っている。多くの時間を彼の調査に費やした。非常に優れた打者で、彼の打席は質が高い。大変な才能の持ち主だ」と話したという。

吉田はレッドソックスで9人目の日本人選手。野手では初となる。