今年3月に行われるWBCで米国代表の主将を務めるエンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が20日(日本時間21日)、オンライン会見に応じ、大会への抱負を語った。今回が初出場となるトラウトは、米国が優勝した2017年の前回大会を見た際、「出場しなかったことを後悔した」と言う。今大会は、主将として他の有力選手をリクルートする役割を果たすなど本気度は十分。「USAを胸につけて、国のためにプレーすることはとてもクールなことだから」と、あらためて代表への熱い思いを口にした。

また、同僚の大谷との対戦する可能性については「昨年から互いに話してきた」と、早い時期から意識してきた。「興味深いし、楽しみにしている。彼は親友の1人だし、楽しいだろう」と、前向きな姿勢を明かした。

連覇を目指す米国は、3月11日の英国戦(フェニックス)からスタートする。「ロースターを見ても、多くのすばらしい国がそろった」と気を引き締める一方で、「我々がここにいる最大の理由はこれに勝つことだ」と、あくまでも勝負にこだわる姿勢を見せた。

◆マイク・トラウト 1991年8月7日生まれ、米ニュージャージー州出身。09年ドラフト1巡目(全体25位)でエンゼルスが指名。11年7月に19歳でデビューし、翌年ア・リーグ新人王に満票選出。12年盗塁王、14年打点王で14、16、19年MVP。球宴10度選出。昨季通算3度目の40本塁打以上を記録。19年に結んだ12年総額4億2650万ドル(約554億円)は、メジャー史上最高額契約。通算1407試合出場、打率3割3厘、350本塁打、896打点。188センチ、107キロ。右投げ右打ち。