昨季から導入されたバッテリー間のサイン伝達に使用される電子機器「ピッチコム」で、捕手だけでなく投手からも捕手にサインを送れるようになると9日、AP通信が報じた。今月24日から始まるオープン戦でテストし、その後レギュラーシーズンで使用を認めるかどうか判断するという。

MLBでは不正なサイン盗みの防止を目的とし、昨季からピッチコムを導入。捕手は手首に電子機器が入ったアームバンドを身に付け、それを操作して投手が付けた受信機にサインを送る。エンゼルス大谷も昨年から取り入れ、声援が大きくてサインが聞こえにくいときはグラブで耳を覆うしぐさなどを見せていた。

AP通信によると、投手がサインを送る場合は投手側もアームバンドを身に付け、それを操作してサインを伝達するという。