エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が、WBCの決勝戦で実現した大谷翔平投手(28)とマイク・トラウト外野手(31)の対決を振り返った。

21日の日米決戦では、「3番DH」で出場した大谷が、1点差の9回からクローザーとして登板。2死からトラウトを空振り三振に仕留め、3大会ぶりの世界一を決めた。

ネビン監督は「たくさんのメッセージが来た。『どちらを応援するの』ってね。これは世界最高の試合だと、ちゃんと伝えたよ。あの時以上のシチュエーションや雰囲気、ドラマを作り出せるスポーツはない。2人のベストプレーヤーが、野球を素晴らしくしてくれた。彼らにとって特別だったと思うが、選手にも、ファンにとってもね。それはもう、素晴らしかった」と、心境を明かした。

救援登板から中3日で24日のマイナー戦に先発する大谷について、同監督は「彼は大丈夫だ。今日の結果については気にしない。自分の体のことを最もよく理解しているし、我々も信じている」と厚い信頼感を口にした。24日は打者としては出場せず、投手に専念。開幕前最後の調整登板を経て、中5日で30日(日本時間31日)、アスレチックスとの開幕戦で先発する。