エンゼルス大谷翔平投手(29)のメジャー6年目が終了した。球団と契約延長がまとまらなければ、ワールドシリーズ終了から間もなく、フリーエージェント(FA)となる。残留か、移籍か-。米4大プロスポーツ史上初となる総額5億ドル(約725億円)規模の大型契約になるとの予測もあり、FAなら争奪戦は必至。かつての同僚や他球団の選手たちがラブコールを送る一方で、エ軍のチームメートが残留を熱望した。
エンゼルスのジョー・アデル外野手(24)は、大谷と21年シーズンオフに野球トレーニング施設「ドライブライン」で練習をともにした。打球速度の計測では、115マイル(約185キロ)を軽く超えるパワーに驚いたという。17年のドラフト1巡目(全体10位)で指名され、期待される若手選手の1人として大谷の残留を願った。
「あのレベルの才能の選手とオフシーズンを過ごせて、トレーニング法を見れて良かった。彼が成し遂げたこと、一部だけど、毎日、プレーを見られたことはすごく特別なことだった。できればもう少しここにいて欲しいと、みんなそう思っているだろうし、野球界で最高の選手に残留してもらいたいと思わない訳がない。ただ、彼が決断しないといけないこと。それがどこだろうと、どのチームも彼がいることは幸運なことだ」