エンゼルス大谷翔平投手(29)のメジャー6年目が終了した。球団と契約延長がまとまらなければ、ワールドシリーズ終了から間もなく、フリーエージェント(FA)となる。残留か、移籍か-。米4大プロスポーツ史上初となる総額5億ドル(約725億円)規模の大型契約になるとの予測もあり、FAなら争奪戦は必至。かつての同僚や他球団の選手たちがラブコールを送る一方で、エ軍のチームメートが残留を熱望した。

昨年フィリーズからトレードで移籍し、今季開幕は正捕手の座を勝ち取ったローガン・オハピー捕手(23)は、大谷の接し方にリスペクトと感謝を示した。「とても高いレベルで仕事に向かう姿勢を学べて、素晴らしい経験だった。普通の人になれる力、例えば、みんなに同じように接することができるし、みんなに親切だった。10年くらいプレーしている選手のように接してくれて、本当に印象的だった」。

同捕手は開幕から大谷とバッテリーを組み、打撃で勝利をアシストしたことも多かった。4月13日付の日刊スポーツでは、本塁打後にかぶとをかぶった姿で1面を華々しく飾った。「何部か(本物の新聞を)もらったよ。有り難う」とうれしそうに笑った。