エンゼルス大谷翔平投手(29)のメジャー6年目が終了した。球団と契約延長がまとまらなければ、ワールドシリーズ終了から間もなく、フリーエージェント(FA)となる。残留か、移籍か-。米4大プロスポーツ史上初となる総額5億ドル(約725億円)規模の大型契約になるとの予測もあり、FAなら争奪戦は必至。かつての同僚や他球団の選手たちがラブコールを送る一方で、エ軍のチームメートが残留を熱望した。
エンゼルスの若手左腕リード・デトマーズ投手(24)は残留を熱望しつつ、大谷の決断を尊重する姿勢を示した。20年のドラフト1巡目(全体10位)で、昨年、球団史上最年少の22歳でノーヒット・ノーランを達成した逸材。今季はベンチで大谷からイタズラされる場面も話題となった。
「とても紳士で、とても素晴らしい選手。たくさん、気にかけてくれた。楽しく接することができて本当に良かった。彼は必要な時にスイッチを入れ、そうでないときはスイッチを切る。からかうことも、からかわれることも、楽しむことが好きだからね。もちろん、皆が残って欲しいと思っているけど、どこだろうと、彼はベストな選択をすると思う。ここであって欲しいけど、彼のキャリアだから、やりたいことをやるのがいいと思う」