米大リーグ公式サイトは2日(日本時間3日)、「MLBですぐに見られるかもしれない日韓スター選手」の特集を行い、オリックス山本由伸投手、DeNA今永昇太投手、元中日ジャリエル・ロドリゲス投手、楽天松井裕樹投手、日本ハム上沢直之投手、DeNAのJ・B・ウェンデルケン投手、韓国キウム李政厚外野手らを取り上げた。
山本は、3年連続沢村賞の実績などとともに「メッツとサインした千賀滉大投手の5年7500万ドルを超えるだろう」と大型契約を予想する関係者の声を紹介した。
今永は、WBC決勝の米国戦で2回1失点となった実績とともに「94マイル(約151キロ)に達する速球と鋭いスプリッターを武器に持ち、彼の競争力の高さから投球は一層際立っている。ポストシーズンのチームにおいて3、4番手の先発投手として考えられ、フィリーズ、カブス、パドレス、そしてジャイアンツが可能性のある移籍先として挙げられている」とした。
ロドリゲスはWBC以来登板がないことに加え「日本での成功は主にリリーフとしてで、それがメジャーリーグへの最も可能性の高い道のようだ。MLBはロドリゲスを正式にフリーエージェントと宣言しておらず、彼がどこで、いつ市民権を確立するかによる」と不透明な現状を説明した。
松井は、ポスティングではなく海外FAであることが魅力的だとし「MLBのクローザーとしては見られていないが、7回のリリーフ投手として契約する可能性は高い」と評された。
上沢は、日本ハムからポスティングでの移籍がダルビッシュ有、大谷翔平と同様な軌跡をたどるとし「メジャーリーガーとしてはロングリリーフ、またはローテーションの後ろの順番での先発投手としてのプロフィルが期待される」とした。
ウェンデルケンは「ベイスターズでの初年度で素晴らしい成績を上げた後、FAとなっている。主にセットアップでプレーした。24年シーズンにNPBに残るか、16~22年までの144試合の救援登板で防御率4.00だったMLBに戻る選択肢がある」とした。