カブス入りが決まった今永昇太投手(30)の入団会見が12日(日本時間13日)、シカゴ市内で行われた。
◆主な一問一答
-カブスに決めた理由
「ホイヤー本部長とホーキンスGMと面談した時に力強い言葉を頂いて、自分自身、可能性が無限大に広がるチームを求めていたので、カブスに入団することが自分の成長につながると思って決めました」
-ミーティングで助言は
「まずは自分のポテンシャルを信じて思い切って投げてほしいと言われて、それがひとつ僕の心に響きました。自分自身はまだ未完成だと思っているので、投手コーチの話を聞いたり、チームメートの投球を見たりして、自分自身がカブスと一緒に成長して、完成に近づいていければいいと思います」
-鈴木誠也と話は
「NPB時代にもたくさん交流があって、いろんな話をしてきた。今回、交渉の前には話は聞かなかったんですけど、入団が決まった後に連絡して、彼も自分のことのようにうれしがってくれて、興奮していますと言ってくれた。彼と一緒に日本人のチームメートでカブスを盛り上げていければ光栄に思います」
-英語のあいさつが好評
「プライベートもフィールド上でも、ファニー・ガイ(おもしろいヤツ)でいられるように、いつも心掛けています」
-投げる哲学者と言われているが
「自分の野球以外の武器というものが、まだ未完成であると思っているところだと思う。自分を高みに持っていくために、日々勉強して、野球でも野球以外でも米国の私生活でも、日々勉強。そういった向上心を常に持ってやってきたことが、そういうニックネームにつながったのかもしれないです」
-中4日への対応
「初めての経験なので、とにかく周りの方のアドバイスを聞くことが大事だと思う。いろんな方にたくさん質問して、チームメート、監督、コーチから自分に合ったものを取り入れて、まずはやってみるということを心掛けて順応していきたいと思います」
-WBCの経験は
「間違いなく、自分がさらに成長したい、もっといい投手になれるはずだと思わせてくれる大会でした。その経験を経て、MLBには自分の想像を絶するような能力を持った選手がたくさんいるんだなと興味を持ちましたし、そこで自分の力を存分に出したいとそういう気持ちになりました」
-カブスで知っていること
「今回、背番号18番を自ら選んだんですけど、2016年のワールドシリーズ優勝の際に(MVPの)ベン・ゾブリストがこの背番号を着用していて、自分も同じような活躍がしたいと思いました」
-新しい同僚とは
「先ほど少しばかりあいさつを交わして、本当に気さくで、こんな自分でも笑顔で受け入れてくれて本当にうれしかった。投手陣もそろっていますし、鈴木誠也選手をはじめとする打線もすばらしいので、自分が投げない試合でもチームに貢献するには何をすべきかを考えて、シーズンを過ごしたいと思います」
-ピッチクロックなどへの対応
「新しいチャレンジではあるんですけど、僕はマウンドでいろいろと考えすぎてしまう部分もあるので、時間に迫られた方がもしかするといい投球ができるかもしれないです。MLBのボールに関しては何の不安もなく、これまでの練習で使用していても特に不安になる要素はないので、特に心配はありません」