エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が19日(日本時間20日)、ドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)への思いや、今後に向けての胸中を語った。キャンプ地でメディア対応。公の場で初めて大谷の移籍についてコメントし、「直感でなんとなく、ドジャースに行くのかなと思っていた」と明かした。

よき兄貴分として、大谷をメジャー1年目から献身的に支えてきた。昨年は左手有鉤(ゆうこう)骨の骨折など近年はケガに泣き、ともに目指したプレーオフ進出はついにかなわなかった。それでも大谷の移籍に「彼を思うと、うれしいよ。残留して欲しかったけど、彼の決断。それを尊重しているよ」と心境を吐露。二刀流・大谷の存在について「彼が野球界にもたらしてくれたものは、とても大きかった。世界中のファンを見たら分かると思う。彼が、国や世界にどれだけ影響を与えられることか、それは本当に素晴らしい」と熱く語った。

移籍発表の後には、水原通訳を介して大谷と連絡をとったという。6年間で最も記憶に残っているシーンは「デトロイトでの試合(昨年7月27日のダブルヘッダー)かな。完封後に2本塁打して、走ってけいれんして…。そんなこと見たことない」と笑った。終始笑顔で大谷の移籍を喜んだが、“トラウタニ”の解体には「寂しいし、イッペイ(水原通訳)もいなくて寂しくなる」と、正直な気持ちも隠さなかった。

盟友とたもとを分かつこととなったが、目指すゴールは変わらない。トレードのうわさも報じられたが、「トレードを求めて退団するのは簡単なことかもしれない。僕は(12年の)契約をしてから、忠誠心がある。僕はここ(エンゼルス)で勝ちたい。プレーオフに行って、チャンピオンシップを取ることで、大きな充実感を得られる。それが自分のマインドだね」と断言。一心不乱に戦うことを誓った。(テンピ=斎藤庸裕)