【グレンデール(米アリゾナ州)20日(日本時間21日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)のシーズン開幕ロードマップが明らかになった。

チームは休養日だったが、アリゾナ州でキャンプを行う各球団の監督とGMが集結するメディアデーが開催され、ド軍のロバーツ監督も参加。開幕までに大谷が50打席を必要としていることと、山本が3月20日と21日の開幕シリーズ(韓国・ソウル)で登板する可能性が高いことを示唆した。

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ロバーツ監督は包み隠さずに言った。多くのメディアに囲まれながらも、日本の逸材2人の開幕までの青写真を披露した。

山本はメジャーデビュー戦の時期が判明した。韓国での開幕2連戦で登板することについて指揮官は「それが妥当だと思う。我々が望んでいることと言っていいだろう」とコメント。また、レイズから移籍したグラスノーの登板も「理にかなっている」と明言。両投手を軸に、開幕シリーズへの準備を進めていくとみられる。

開幕カードを託されるのは自然な流れだった。投手史上最高額の大型契約で獲得した剛腕。17日に今キャンプ初のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、ベッツ、フリーマンら主力打者6人を相手に安打性1本。掛け値なしの実力を示した。パドレスのダルビッシュと投げ合う可能性はもちろん、日本人で前人未到のメジャー1年目での開幕投手にも夢が膨らむ。

今後はチーム休養日を挟んで21日(同22日)にはブルペン入りで調整する予定。同監督は「2イニング想定で、数日後に再び(ライブBPで)登板するだろう」と話した。

大谷についても具体的な数字を掲げた。前日19日に右肘の手術後、初のライブBPでいきなりバックスクリーンに1発を運んだ。「彼もトレーニングスタッフも、いい状態だと言っている」と順調に調整が進んでいるとした上で「ショウヘイと話して、彼が求めていたのは50打席。50打席に立てれば、シーズン開幕へ準備が出来ると、彼は思っている」と明かした。

前日のライブBP後は大谷とロバーツ監督が2~3分話し込み、今後の予定などを確認。22日(同23日)からオープン戦が始まるが、同監督は今週末まで実戦には大谷は出場しないことを明かしている。早くて週明けの25日(同26日)のオープン戦から開幕まで変則ダブルヘッダーを除き、19試合が予定されている。ただ、50打席にカウントされるのはオープン戦だけでなく、ライブBPやシート打撃、紅白戦なども含まれるようで、Bゲーム(練習試合)や全体練習などで柔軟に対応していくこととなる。

打者復帰へ順調に段階を踏んでいる大谷と、韓国シリーズでの登板を期待される山本。大注目の開幕まで1カ月、ドジャースの命運を握る日本人2選手の道筋が、徐々に見えてきた。

◆メジャー1年目に開幕カードで先発した日本人投手 昨季の藤浪(アスレチックス)と千賀(メッツ)まで過去7人。藤浪は2戦目で黒星、千賀は4戦目で白星を挙げた。7人のうち勝利投手となったのは、07年松坂(Rソックス=3戦目)09年上原(オリオールズ=2戦目)16年前田(ドジャース=3戦目)23年千賀の4人。1年目に開幕戦で先発はおらず、白星では上原の2戦目が最も早い。MLBのラングス記者によると、新人で開幕投手を務めるとメジャー全体でも1943年のアル・ガーハウザー(フィリーズ)以来81年ぶり。飛ぶボールとなった1920年以降では4人目となる。

★ドジャースのオープン戦日程(現地時間)

◆2月22日パドレス戦(ビジター)

◆23日パドレス戦(ホーム)

◆24日エンゼルス戦(ビジター)

◆25日アスレチックス戦(ホーム)

◆26日ロッキーズ戦(ビジター)

◆27日ホワイトソックス戦(ホーム)

◆28日レンジャーズ戦(ビジター)

◆29日レッズ戦(ビジター)

◆3月1日ガーディアンズ戦(ホーム)

◆2日カブス戦(ホーム)&ブルワーズ戦(ビジター)

◆3日ロッキーズ戦(ホーム)

◆5日エンゼルス戦(ホーム)

◆6日ホワイトソックス戦(ビジター)

◆7日ジャイアンツ戦(ビジター)

◆8日レッズ戦(ホーム)

◆9日レンジャーズ戦(ホーム)

◆10日ダイヤモンドバックス戦(ホーム)

◆11日ガーディアンズ戦(ビジター)

◆12日ジャイアンツ戦(ホーム)

◆13日マリナーズ戦(ホーム)

◆17日韓国・キウム戦(韓国・ソウル)

◆18日韓国代表戦(韓国・ソウル)